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都道府県別 犬のマイクロチップ登録率データ一覧【令和5年度末】

調査担当:ヒロ(いぬごはん調査室 運営者) 2026/9/26 公開

2022年6月から、ペットショップやブリーダーが販売する犬猫にはマイクロチップの装着と登録が義務づけられました。では実際、どのくらいの犬が登録されているのか。環境省の登録頭数と、狂犬病予防法にもとづく登録頭数を突き合わせて、47都道府県ぶん計算しました🐶

先に全体の数字(令和5年度末)

項目頭数
マイクロチップ登録(犬)923,047頭
狂犬病予防法にもとづく登録頭数6,054,519頭
登録率(当サイト算出)15.2%
参考:マイクロチップ登録(猫)379,377頭

登録済みの犬は、おおむね7頭に1頭という水準です。義務の対象が「2022年6月以降に販売された犬」に限られ、それ以前から飼われている犬は努力義務にとどまることが、この数字の背景にあります。

表:都道府県別 マイクロチップ登録頭数と登録率

分子・分母とも令和5年度末(2024年3月末)時点。登録率は当サイトの算出値です。

都道府県マイクロチップ登録(犬)狂犬病予防法の登録頭数登録率参考:猫のMC登録
47都道府県計923,0476,054,51915.2%379,377
北海道31,467235,88213.3%14,233
青森県6,26250,14412.5%2,280
岩手県5,58756,6059.9%1,961
宮城県12,419102,98612.1%5,598
秋田県3,84234,23611.2%1,581
山形県4,39537,25411.8%1,932
福島県9,90889,51011.1%3,814
茨城県23,402158,14614.8%9,035
栃木県12,81597,56413.1%4,443
群馬県15,745105,40514.9%5,050
埼玉県65,268348,23018.7%31,431
千葉県55,711315,05417.7%24,410
東京都111,600548,93520.3%63,263
神奈川県70,278436,79816.1%37,108
新潟県10,27681,62412.6%4,295
富山県5,33342,08512.7%2,197
石川県6,76048,02514.1%3,100
福井県4,04330,60013.2%1,829
山梨県7,93941,64119.1%2,032
長野県12,59299,14512.7%3,928
岐阜県15,980114,66413.9%4,910
静岡県28,040192,53414.6%10,072
愛知県66,185423,47115.6%28,336
三重県14,471112,35612.9%4,856
滋賀県10,30378,78113.1%3,655
京都府17,355114,04015.2%8,184
大阪府68,033401,81316.9%27,361
兵庫県40,349285,95114.1%14,300
奈良県10,64355,10619.3%4,307
和歌山県6,25048,37012.9%1,886
鳥取県3,25421,39015.2%1,471
島根県3,55731,81511.2%1,249
岡山県15,032100,25315.0%4,005
広島県17,478143,71612.2%5,978
山口県8,85869,74512.7%2,350
徳島県5,25341,26212.7%2,360
香川県9,47669,19613.7%3,317
愛媛県9,62477,88512.4%2,565
高知県4,29340,08210.7%1,550
福岡県39,402253,19115.6%10,538
佐賀県6,70538,37917.5%1,390
長崎県6,08455,92610.9%1,626
熊本県11,54380,77414.3%2,258
大分県6,75556,48012.0%1,860
宮崎県6,68055,04312.1%1,038
鹿児島県8,10469,28611.7%2,539
沖縄県7,69863,14112.2%1,896

登録率が高い5都県

  1. 東京都 20.3%(マイクロチップ 111,600頭 ÷ 登録 548,935頭)
  2. 奈良県 19.3%(マイクロチップ 10,643頭 ÷ 登録 55,106頭)
  3. 山梨県 19.1%(マイクロチップ 7,939頭 ÷ 登録 41,641頭)
  4. 埼玉県 18.7%(マイクロチップ 65,268頭 ÷ 登録 348,230頭)
  5. 千葉県 17.7%(マイクロチップ 55,711頭 ÷ 登録 315,054頭)

登録率が低い5県

  1. 岩手県 9.9%(マイクロチップ 5,587頭 ÷ 登録 56,605頭)
  2. 高知県 10.7%(マイクロチップ 4,293頭 ÷ 登録 40,082頭)
  3. 長崎県 10.9%(マイクロチップ 6,084頭 ÷ 登録 55,926頭)
  4. 福島県 11.1%(マイクロチップ 9,908頭 ÷ 登録 89,510頭)
  5. 島根県 11.2%(マイクロチップ 3,557頭 ÷ 登録 31,815頭)

都市部ほど高く出る傾向があります。ペットショップ経由での購入割合が高い地域ほど、義務化の対象になる犬が多くなるためと考えられます(これは数字から読み取れる傾向であって、因果が確かめられたものではありません)。

この数字を読むときの注意

  • 登録率は当サイトが2つの統計を割って出した独自指標で、公表値ではありません。分子と分母は別の制度・別のデータベースです(環境省のマイクロチップ登録と、市区町村の狂犬病予防法登録)。
  • 分母そのものが実際の飼育頭数ではありません。 狂犬病予防法の登録頭数には未登録の犬が含まれず、死亡届が出ていない分は残ります。
  • マイクロチップを装着していても、環境省のデータベースに登録していなければこの数字には入りません。
  • 分子・分母の基準日は令和5年度末で揃えていますが、集計主体が異なるため、厳密な意味での同一母集団ではありません。

マイクロチップについて飼い主が知っておきたいこと

2022年6月より前から飼っている犬は努力義務ですが、装着・登録しておくと迷子や災害時に身元が確認できるという実利があります。すでにマイクロチップが入っている犬を譲り受けた場合は、飼い主の変更登録が必要です。

なお、この登録率と「迷子犬が飼い主に返還された割合」に関係があるかを計算したところ、ほぼ無相関でした。詳しくは都道府県別 迷子犬の抑留・返還データをご覧ください。

普段の備えについては犬の防災バッグに持ち出し品をまとめています。登録制度そのものの数字は都道府県別 犬の登録頭数・狂犬病予防注射率にあります。

出典・引用について

  • 分子:環境省「犬・猫に関する統計資料」内「マイクロチップ情報の登録頭数(都道府県)」令和5年度末
  • 分母:厚生労働省「都道府県別の犬の登録頭数と予防注射頭数等」令和5年度(衛生行政報告例より作成)
  • この表は、出典を明記していただければ引用自由です。 登録率は当サイトの算出値である旨もあわせて明記してください。
  • 当編集部が加工したのは登録率の算出のみで、頭数はいずれも公表値そのままです。

よくある質問

このデータの出典は?

分子は環境省「マイクロチップ情報の登録頭数(都道府県)」令和5年度末、分母は厚生労働省が衛生行政報告例をもとに公表する「都道府県別の犬の登録頭数」令和5年度です。登録率は当編集部が両者を割って算出した独自の指標で、公表値ではありません。

なぜ登録率が15%ほどと低いのですか?

マイクロチップの装着・登録が義務づけられているのは、2022年6月以降にペットショップやブリーダーから販売される犬猫です。それ以前から飼われている犬は努力義務のため、まだ登録されていない犬が多く残っていると考えられます。

登録率が高い県は意識が高いということ?

そう単純には言えません。分母である狂犬病予防法の登録頭数の精度が自治体によって違うことや、ペットショップ経由での購入が多い地域ほど義務対象の犬が多くなることが影響します。

自分のブログや資料に引用してもいい?

はい。出典として環境省「マイクロチップ情報の登録頭数」および厚生労働省「都道府県別の犬の登録頭数」と、このページのURLを明記してください。登録率は当サイトの算出値である旨も添えていただけると正確です。