都道府県別 犬の引取り・返還・譲渡データ一覧【令和6年度】
自治体に引き取られた犬が、そのあとどうなっているのか。環境省が毎年公表している数字を、47都道府県ぶん整理しました。公表表は指定都市・中核市が別行になっていて県全体が分からないため、当編集部で各県に合算しています🐶
先に全国の数字
| 項目 | 令和6年度 | 令和5年度 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 引取り数 | 17,399頭 | 19,352頭 | -1,953 |
| 返還(飼い主に戻った) | 6,630頭 | 7,341頭 | -711 |
| 譲渡(新しい飼い主へ) | 8,797頭 | 9,997頭 | -1,200 |
| 殺処分 | 1,964頭 | 2,118頭 | -154 |
引取られた犬の内訳は、返還38.1%・譲渡50.6%・殺処分11.3%。半数以上が新しい飼い主のもとへ渡っています。引取り数そのものも前年度から1,953頭減りました。
表:都道府県別(令和6年度)
各県の数値は、管下の指定都市・中核市を合算した県全体の数字です(公表表のままでは県から政令市等が抜けています)。
| 都道府県 | 引取り数 | 返還 | 譲渡 | 殺処分 | 前年度からの増減(引取り) |
|---|---|---|---|---|---|
| 全国 | 17,399 | 6,630 | 8,797 | 1,964 | -1,953 |
| 北海道 | 344 | 141 | 191 | 8 | -87 |
| 青森県 | 248 | 136 | 79 | 27 | -33 |
| 岩手県 | 124 | 79 | 44 | 6 | -13 |
| 宮城県 | 272 | 161 | 88 | 20 | +24 |
| 秋田県 | 64 | 27 | 46 | 4 | -9 |
| 山形県 | 67 | 56 | 13 | 2 | +0 |
| 福島県 | 335 | 212 | 81 | 35 | -24 |
| 茨城県 | 1,005 | 90 | 848 | 30 | +20 |
| 栃木県 | 527 | 150 | 258 | 113 | -32 |
| 群馬県 | 396 | 266 | 105 | 23 | -113 |
| 埼玉県 | 589 | 224 | 325 | 29 | +121 |
| 千葉県 | 703 | 352 | 271 | 93 | -50 |
| 東京都 | 103 | 39 | 52 | 5 | +17 |
| 神奈川県 | 330 | 131 | 185 | 20 | -84 |
| 新潟県 | 121 | 78 | 43 | 5 | -16 |
| 富山県 | 76 | 53 | 21 | 2 | +13 |
| 石川県 | 120 | 55 | 64 | 0 | -47 |
| 福井県 | 44 | 19 | 21 | 1 | -2 |
| 山梨県 | 315 | 252 | 64 | 1 | -30 |
| 長野県 | 329 | 270 | 54 | 4 | -87 |
| 岐阜県 | 256 | 146 | 78 | 26 | -22 |
| 静岡県 | 286 | 203 | 82 | 3 | -64 |
| 愛知県 | 878 | 355 | 364 | 160 | -32 |
| 三重県 | 250 | 185 | 57 | 8 | -35 |
| 滋賀県 | 132 | 61 | 51 | 21 | -47 |
| 京都府 | 70 | 21 | 40 | 7 | -29 |
| 大阪府 | 207 | 34 | 142 | 32 | +48 |
| 兵庫県 | 157 | 32 | 62 | 70 | -12 |
| 奈良県 | 54 | 17 | 17 | 21 | +3 |
| 和歌山県 | 256 | 55 | 130 | 46 | -29 |
| 鳥取県 | 96 | 49 | 35 | 1 | +17 |
| 島根県 | 154 | 83 | 76 | 2 | -51 |
| 岡山県 | 835 | 117 | 625 | 26 | +127 |
| 広島県 | 914 | 70 | 842 | 42 | -148 |
| 山口県 | 635 | 85 | 527 | 12 | -254 |
| 徳島県 | 552 | 103 | 198 | 277 | -114 |
| 香川県 | 787 | 113 | 525 | 186 | -144 |
| 愛媛県 | 474 | 84 | 245 | 135 | -48 |
| 高知県 | 106 | 29 | 61 | 8 | -181 |
| 福岡県 | 742 | 381 | 334 | 28 | -35 |
| 佐賀県 | 134 | 91 | 31 | 11 | -27 |
| 長崎県 | 574 | 79 | 292 | 197 | -101 |
| 熊本県 | 662 | 292 | 334 | 93 | -87 |
| 大分県 | 248 | 159 | 68 | 25 | -148 |
| 宮崎県 | 542 | 382 | 146 | 32 | -98 |
| 鹿児島県 | 561 | 311 | 187 | 47 | -50 |
| 沖縄県 | 725 | 302 | 395 | 20 | +40 |
引取り数が多い5県
- 茨城県 1,005頭
- 広島県 914頭
- 愛知県 878頭
- 岡山県 835頭
- 香川県 787頭
引取り数が少ない5府県
- 福井県 44頭
- 奈良県 54頭
- 秋田県 64頭
- 山形県 67頭
- 京都府 70頭
この順位は自治体の姿勢を表すものではありません。 引取りには所有者不明の犬の収容(狂犬病予防法にもとづく抑留を含む)が入るため、放し飼いや野犬が多い地域ほど数が大きくなります。人口規模とも一致しません。
譲渡された頭数が多い5県
- 茨城県 848頭
- 広島県 842頭
- 岡山県 625頭
- 山口県 527頭
- 香川県 525頭
この数字を読むときの注意
- 県別の合算は当サイトによる加工です。公表表は都道府県と指定都市・中核市が別行で、県の数値に管下の市が含まれません。合算後の合計が公表の合計と一致することは、引取り・返還・譲渡・殺処分のすべてで確認しています。
- 「殺処分」には保管中の病気等による自然死が含まれます(環境省の注記)。分類は①譲渡が適切でない場合 ②譲渡先の確保等が困難な場合 ③引取り後の死亡 の3つです。
- 引取り数の多寡は地域事情の反映です。野犬・放し飼いの多さ、収容の運用基準が影響します。
- 幼齢個体(主に離乳していない個体)の内数が公表されていますが、この表では成熟個体と合算した総数を示しています。
- 成熟個体と幼齢個体を区分していない自治体は、すべて成熟個体として計上されています。
飼い主としてできること
数字の上では、引取られた犬の38.1%しか飼い主のもとに戻っていません。迷子になったとき身元が分かる状態にしておくことが、返還率に直結します。
鑑札と狂犬病予防注射済票の装着は狂犬病予防法で義務づけられています。マイクロチップを入れている場合は、環境省データベースへの登録状況もあわせてご確認ください。迷子犬の抑留・返還の内訳は都道府県別 迷子犬の抑留・返還データにまとめています。
出典・引用について
- 出典:環境省「犬・猫に関する統計資料」内「犬・猫の引取り及び負傷動物等の収容並びに処分の状況」令和6年度・令和5年度
- この表は、出典を明記していただければ引用自由です。 都道府県への合算が当サイトによる加工である旨もあわせて明記してください。
- 当編集部が加工したのは、指定都市・中核市の各県への合算と前年度比の算出のみです。個々の頭数は公表値そのままです。
よくある質問
このデータの出典は?
環境省「犬・猫の引取り及び負傷動物等の収容並びに処分の状況」令和6年度です。公表表は都道府県・指定都市・中核市が別々の行になっており、都道府県の数値に管下の市が含まれません。当編集部で市を各県に合算し、県全体の数字にしています。合算後の合計が公表の合計と一致することを全項目で確認しました。
「殺処分」には何が含まれますか?
環境省の注記によると、譲渡が適切でない場合(治癒の見込みがない病気や攻撃性がある等)、譲渡先の確保が困難な場合、引取り後の死亡の3分類です。**保管中の病気等による自然死も含まれます**。
引取り数が多い県は問題があるということ?
そうは読めません。引取りには所有者不明の犬の収容(狂犬病予防法にもとづく抑留を含む)が入るため、放し飼いや野犬の多い地域ほど数が大きくなります。自治体の姿勢の指標としては読めません。
自分のブログや資料に引用してもいい?
はい。出典として環境省「犬・猫の引取り及び負傷動物等の収容並びに処分の状況」令和6年度と、このページのURLを明記してください。県別の合算は当サイトによる加工である旨も添えてください。