ドッグフードとおやつの割合|1日の総カロリーで考える与え方
フード選び

ドッグフードとおやつの割合|1日の総カロリーで考える与え方

調査担当:ヒロ(いぬごはん調査室 運営者) 2026/8/4 公開

「ついつい可愛くておやつをあげすぎてしまう」「しつけのご褒美として使いたいけど、どのくらいが適量か分からない」——愛犬におやつをあげるとき、多くの飼い主が悩むポイントです。 おやつは食事とは別枠で考えてしまいがちですが、実は「1日の総摂取カロリー」の中で捉えることが大切だとされています。ここでは、おやつの一般的な目安と、フードとのバランスの取り方を中立の立場で整理します。


おやつは1日の総カロリーの中で考える

おやつを食べる犬のイメージ

おやつは「フードとは別に追加するもの」と考えがちですが、犬の体にとってはフードもおやつも同じ「摂取カロリー」の一部です。おやつを別枠のプラスとして与え続けると、知らないうちに1日の総摂取カロリーが増えすぎてしまうことがあります。

一般的には、おやつは1日の総摂取カロリーの1割程度までにとどめるのが目安とされています。これはあくまで広く言われている目安であり、犬種・年齢・体格・活動量・持病の有無によって適正な量は異なります。特に小型犬やシニア犬、運動量の少ない犬は、少量のおやつでも割合が大きくなりやすいため注意が必要です。心配な場合や体重管理中の場合は、かかりつけの獣医師に相談しながら量を決めることをおすすめします。

「1割程度」という数字だけを覚えるより、「おやつを増やした分、どこかでカロリーを調整する」という考え方そのものを意識することが大切です。


フード+おやつのバランスの考え方

1日に必要なカロリーは、フードのパッケージに記載された給与量を目安に、体重・活動量に応じて決まります(くわしくはドッグフードの量の目安を参考にしてください)。おやつを与える場合は、そのカロリー分を差し引いてフードの量を調整するのが基本の考え方です。

状況調整の考え方
おやつを少量あげた日フードの量を気持ち控えめにする
しつけで頻繁におやつを使う日フードの一食分を小さく分けて減らす、または一部をおやつ代わりに使う
体重が増加傾向にあるおやつの回数・量そのものを見直す
元気で体型に変化がない現状のバランスを維持しつつ様子を見る

たとえば1日の適正カロリーが300kcalの犬に、30kcal程度のおやつを与えた場合、フードのカロリーを同程度減らすイメージです。おやつのパッケージにはカロリー表示があることが多いので、量を計算する際の参考にしてみてください。

「少しだから大丈夫」という積み重ねが、気づかないうちの体重増加につながることもあります。フードとおやつを合計した「1日の総量」で考える習慣をつけておくと安心です。


しつけのご褒美におやつを使うときの工夫

小分けにしたフードを器に入れたイメージ

しつけやトレーニングでは、ご褒美としておやつを頻繁に使う場面が多くなりがちです。市販のおやつを毎回与えていると、想像以上にカロリーが積み重なることがあります。

そこで検討したい工夫のひとつが、ふだんのフードの一部を小さく分けて、ご褒美代わりに使う方法です。

  • 1日分のフードから少量を取り分けておき、トレーニング中のご褒美として使う
  • 取り分けた分は、その日の食事の量から差し引く
  • 香りの強いフードやウェットタイプを少量トッピングして、ご褒美感を出す工夫をする方法もある

この方法であれば、しつけの回数が多い日でも「おやつ分のカロリーが別枠で積み上がる」ことを防ぎやすくなります。ただし、フードだけでは反応が薄い犬もいるため、市販のトレーニング用おやつと使い分けながら、無理のない範囲で取り入れてみてください。


与えすぎのサイン

おやつの量が適切かどうかは、日々の体型や様子から気づけることがあります。以下のようなサインが見られたら、おやつの量や頻度を見直すタイミングかもしれません。

  • 体重が徐々に増えている、肋骨に触れにくくなってきた
  • フードを残すことが増えた(おやつでお腹がいっぱいになっている可能性)
  • 食事の時間以外に「おやつをねだる」行動が強くなった
  • 便がゆるくなる、回数が増えるなど便の状態に変化がある

体型の確認方法は犬の肥満対策とフードの選び方でも整理しています。気になる変化が続く場合は、自己判断で対応を続けず、動物病院に相談することをおすすめします。


おやつに使う食材にも注意する

手作りのおやつやトッピングを取り入れる場合、人間の食べ物の中には犬にとって中毒のおそれがある食材も存在します。チョコレート・ネギ類・ぶどうなど、与えてはいけない食材については犬にあげてはいけない食べ物一覧で詳しくまとめていますので、あわせて確認しておくと安心です。


まとめ

おやつは「フードとは別枠」ではなく、1日の総摂取カロリーの一部として考えるのが基本です。一般的な目安として「総カロリーの1割程度まで」と言われていますが、犬種・年齢・活動量・持病によって適量は異なるため、あくまで参考値として捉えてください。おやつを与えた分はフードの量を調整し、しつけのご褒美にはフードの一部を活用する工夫も検討してみましょう。体重や便の状態に変化が見られる場合は、早めに獣医師へ相談することが大切です。


参考・出典

  • 一般社団法人ペットフード協会 — ペットフードに関する各種調査・啓発資料
  • AAFCO(米国飼料検査官協会)— 犬用フードの栄養基準
  • WSAVA(世界小動物獣医師会)— 栄養・体重管理に関するガイドライン

※本記事は公開情報をもとにした一般的な情報提供であり、診断・治療を目的としたものではありません。おやつの量や与え方に不安がある場合は、必ずかかりつけの獣医師にご相談ください。


自分の犬に合うフードを探すときは

おやつとのバランスを考えながらフード選びをしたい方は、ドッグフードの比較ページで成分・カロリー・価格帯を確認してみてください(掲載案件にはPRと明記しています)。サイズや年齢から候補をざっくり知りたい方はかんたん診断もあわせてどうぞ。

あわせて読みたい

よくある質問

おやつは1日にどれくらいまであげていいですか?

一般的には1日の総摂取カロリーの1割程度までが目安とされていますが、犬種・年齢・活動量・持病によって適量は異なります。心配な場合はかかりつけの獣医師に相談してください。

おやつをあげた分、フードは減らすべきですか?

おやつのカロリー分をフードから差し引いて調整するのが基本的な考え方です。おやつのパッケージに記載のカロリーを確認すると調整しやすくなります。

しつけのご褒美は何をあげればいいですか?

市販のおやつだけでなく、ふだんのフードの一部を小分けにしてご褒美代わりに使う方法もあります。カロリーを別枠で増やさずに済むという利点があります。